■旭養フェスタで彫刻出前授業を行いました

29日(土)の旭養フェスタ(旭川養護学校の行事)で出前授業を行いました。
 養護学校ですので、いろいろなお子さんがいることから、当初は「お話ができるグループ」と「さわることを楽しむ」グループに分けて、前者に通常の対話鑑賞、後者に体感型の鑑賞という設定で、4グループの予定でした。
 ところが、直近になって体感型の鑑賞の希望が増えて、予想の倍の人数の出前授業を行うことになりました。
 彫刻美術館の学芸員の方、教育大学の准教授、そして私と4名の授業者、彫刻美術館からは館長以下3名のスタッフと教育大学の学生さんの計5名が補助及び、写真係兼タイムキーパーを務めます。
私の担当は山内壮夫の『踊り子』を題材にした対話鑑賞と、体感型鑑賞です。
 前半は、4名のお子さんに対して、『踊り子』を触らせながら、手触りや温度、ポーズなどについて対話していきます。養護学校の先生も同じポーズをとってくれたり協力してくれ、足のこの部分に力が入っているねなどと子どもたちと話してくれています。
 時には車いすの膝の上に乗せてみて、これ凄く重いなどと言ってくれたり様々なその子なりの様々な反応を見せてくれました。
 体感型はもっと顕著で、入れ替わり立ち代わり子どもたちがやってきて、触ってみることを中心に彫刻と関わりました。障碍の程度にもよりますので、触ってみて、先生方からも「あっ、目を開いた」「普段見せない表情を見せた」など、普段関わっているからこそわかる反応も教えてもらいました。
 『踊り子』は今回の彫刻の中では比較的大きめで、重さもあります。15キロはないでしょうが、確実に10キロ以上はあります。バレーのレッスンなのか、バレーの衣装で左足の踵をあげて両膝を曲げているポースです。力の入ったふくらはぎや太ももの手触りや両手を組んだポーズ丸みのある背中やお尻などが特徴です。特に足は細いので握りやすく、小さな子どもでも握ることができます。足を握ったり、頭を撫でてみたり、様々な触れ合いがありました。
 殆ど1時間、彫刻を持ちっぱなしで1日たった今も筋肉痛ですが、それにも増して,子どもたちが彫刻にふれあうことを通して、いつもと違う反応を子どもたちが見せてくれたことに対して、彫刻を触れる行為の深さを実感しました。汗かきながら彫刻を支え続けた意義はあったのではないかと心地よい疲れが体にみなぎりました。
 中には、後半の体感型の鑑賞で、全作品を触った子どももいることからも、何とか都合をつけて関わってきて良かったなと思いました。
 今年度は養護学校でしか行われませんが、盲学校、聾学校でもそれぞれの学校の先生方の協力があればやっていけそうな気がしました。
 また、子どもたちにとっても有意義な活動になる予感がします。

文責:庄子 展弘

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